新しい仕事場に入りました
新しい場所にいくたびに苦労するのが人間関係。
当然、今回の案件では私は素人なので、先に入っている先輩社員から色々と温かいご指導を受けるのです。
先輩「〇〇君、PHPもやったことないの~、こうこうこう書くんだよ。」
ぶん流「ははあ、ご指導ご鞭撻ありがとうございます。」
でも、私も中年おやじで技術はそこそこあるので、私の方が得意な部分もあったりします。
当然、先輩は私がそこの技術が得意なのを知っていますが、プライドなのか聞いてきません。
ぶん流「このツールのデバック方法教えましょうか」
先輩「いやいや、大丈夫。調べればわかるから、以前やって知ってるから。」
ぶん流「そうですか」~以降~無視
先輩「・・・汗)」
この新しい仕事場の先輩は、年齢が自分より上かどうかはしらないが、話す言葉が日常の日本語ではなく、技術の名前ばっかりで、その知識を知らないと全くついていけない。
私の技術分野と違う分野の話なので、全く話についていけない。
ただ自分の技術の知識を話すのが得意な先輩様のようだ。
私は別に威張ろうとも何とも思ってないし、素直に技術についても知らない事は聞く方なのだが、そういう姿勢だと、知らない事に対して蔑まれるもので、チーム内での地位は低いようだ。
無知な新参者というところか。
だから、自分が知っていることは純粋にシェアしたいと思って、教えましょうかと気を使ってみたら大体上記のように断られる。
技術者とは自分で技術を磨くもので、新参者の海のものとも山のものともつかない怪しいスキルなど教わりたくないといったところか。
ひねくれ者のぶん流はそう一瞬のうちに解釈した。
空気を読みに読んで、無視。
さっさと自分の仕事を片付けた。
個人的には、聞いた方が早いんじゃないかと思うのだが、頑として新参者に聞くことはしないようだ。
まあ、いいけどね。
そういう風に今まで渡ってきた職場でも、こういう真の技術者ではなく、自分の知っている知識の範囲の中だけで、偉ぶる人ってたくさんいるものだ。
私は個人的には本当に素晴らしい技術者は、知らない知識を貪欲に吸収するものだと信じているので、ちょっともういいや感を先輩に抱く。
まあ、本当の天才なら聞かなくても知っているのかも知れないが、でもそういう人でもわからないところは素直に聞いて、吸収して、自分の100倍以上のパフォーマンスをあげていくんじゃないかなと思う。
わからない所を素直にぶん流のような下の人間にも聞くことは、とっても大事なことだと思うのだけれどもね。
そこに人間としての底の浅さを感じる。
私的にはちょっと教えてね、二コッって例え相手がおっさんでもしてくれれば、喜んで残業してでも、丁寧に説明するのにちょっと残念だった。
その説明を契機に、もっと先輩とも仲良くなりたかったのになとちょっと残念だった。
目には目を、歯には歯を
はい、という事で、無視するに決定。
私も大概コミュニケーションスキル不足の技術者だったり。
なぜ人間は知ったかぶりするのか
ぶん流お得意の人間論で論じてみると、やっぱり人間だれしもプライドってもんがあったりするのだと思う。
たぶん、それが原因じゃないかな。
それは、いい時にでると苦難を物ともしない強い芯となりえるけれども
プライドを重視しすぎると、周りの善意を蹴散らかす結果となって、人は離れていってしまう。
技術者が頑ななのは昔からの名残で、嫌な奴にたくさんあって来たのだけれども、損を随分しているなと思う。
ぶん流も昔、そういう頑なな時期もあったけども、今は「永遠の残業抑制自己キャンペーン」中の為、調べる時間があるなら聞いてしまえと思っている。
そういうのを技術者の恥、ググってでも調べろ、自分で汗を流せと酷評する人もいるかもしれないが。
SI業界の悲惨な状況、長時間労働三昧の中で、自分が自分でいるには、そうせざるを得ないと思ったのだ。
恥をしのんで、相手に聞く
もはや、さっさと仕事を終わらせるためには、プライドだって捨てる。
組織の壁さえも無視する。
例え相手がお偉いさんでも関係ない。(最低限の敬意は払う)
結局、仕事の大半はコミュニケーション不足で滞る。
いくらググったって、お客さんの決めた仕様はわからないし、上司(上位会社)しか握っていない。
それなのに技術の話ばかりしても無駄。
そこは素直に聞くかない。
そもそも、チームの方針を無視して自分の好きなようにやる技術者がいると、チームリーダーは非常に困るし。
知ったかぶりして、未経験の技術を使われても、保守が大変。
その上、全くコミュニケーションを取らずに報告もしない。
それは本当のプロとは言えない。
冒頭の素直に下の人間の知識を吸収できないのも同じ。
それでは仕事は進まない。
だから、私は蔑まれても、さっさと聞きに行く。
それだと技術が未熟になるということもあるだろうが。
それはトレードオフだろう。
少なくとも、私は知ったかぶりはしないな。
時間の無駄だしね。
ここまで読んでくれてありがとう。
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