転職後の辛さ
これは経験した人にしかわからないかと思います。日本社会は極端に部外者を嫌います。転職で入って来た、中途社員なんて、所詮は、外来種です。害虫です。もしくは、地球外生物です。
だから、みんな警戒して寄ってこないのです。
転職は孤独で辛いのです。
一回目の後悔
人間関係や企業文化になじめないで、後悔する事になります。
例えば皆が忙しく、中途の社員が困っていても、無視して黙々と自分の仕事をする文化があったとします。
その場合、仕事のフォローはなく丸投げなので、色々な問題を一人で抱え、とても辛い思いをすることになります。
もう毎日が地獄です、精神的に参ってきます。
そして、前の会社が良かったなと心底後悔するのです。
実際に転職後に、周りのフォローがなく、精神的に病んで辞める社員は多いものです。
なぜフォローがないのかといえば、中途だから、出来て当然という雰囲気があるからです。
でも、実際その立場になったら洒落にならないものです。
そのキツさに後悔してしまいます。
二回目の後悔
次は、年末調整で、年収を見たときに後悔します。
内定後の条件提示の時には、提示された年収には納得したはずです。
月の給料が劇下がりなのも、理解していたつもりでした覚悟していたつもりでした。
いづれはこの会社で出世して給料を上げてやると家族に宣言してもいました。
なのに、上がらずこの年収。
中途のよそ者がすぐに給料があがるはずもないのです。
そして、100万も年収が下がって後悔しない方がおかしいのです。
もう仕事へのモチベーションも下がりまくりです。
それに、1年も経てばすぐに自分がその会社で、出世できるかどうかも、わかって来ます。
そうなると、希望もなくなり、更にモチベーションは下がります。
給料があがる見込みがないなら、前の会社に我慢していれば良かった。そうやって後悔するのです。
三回目の後悔
三つ目の後悔は慣れた頃にやって来ます。
仕事もでき、給料もそこそこ上がり、なんとなく安定して来ます。
それぐらいの時期に、不思議と、前の会社の同僚と会うことになります。
そして、課長になった。部長になった。
年収が大台を超えたなど、景気のよい話をききます。
他人の芝は青く見える。
ああ、我慢して続けていれば、自分もいい目を見れたのに、なんで自分はこんな人生を選らんでしまったんだと後悔します。
これは、転職をして、上手くいかなかった場合に必ず起きる後悔です。
四回目の後悔?
それは、あの時もう一度転職すれば良かったという後悔です。
若いうちは比較的転職しても、給料も気にせずにチャレンジできますが、四十を越えてくるとそうもいきません。
給料も余程のキャリアがないと上がることはないでしょうし、学習スキルも若い人には劣ります。
だから、転職が失敗し、もう一度とはこの年齢になると、できないものです。
だから、定年まで、我慢して、なんとか今を楽しむしかありません。
退職の後悔から抜け出す時
人間ですから、やはり色々なところで後悔します。
三回も後悔すると絶望的になるでしょう。
しかし、どこかでその後悔から抜け出さないといけないのです。
過去と比べても、何も生みません。
もし、前の会社に我慢していたとして、果たして思うとおりになっていたでしょうか。
否。きっと別の後悔を背負っていると思います。
あの時辞めておけば、我慢の人生におさらばできたのにと、老後に後悔するはずです。
人生はどちらを選らんでも、後悔しかありません。
でも、後悔していては、今を楽しく幸福に生きることはできません。
だから、過去と決別が必要なのです。
前の会社なんて、くそっ食らえです。
パクっと後悔なんて飲み込んでしまいましょう。
はい、頑張って生きましょう。