私は、うつ病は天の導きだと思う。
職を失い、障害者雇用で細々と食いつなぐとしても、それさえも天の導きだと思う。
なぜなら、そう思わないことは、絶望を背負うからだ。
天の導きなら現状に納得できるし、将来の希望もみえてくる。
絶望を背負ったところで、病気は酷くなるし、現実は悪い方向に転がるだけだ。
ならば、病気の一切は、私を成長させ、新たな境地に立たせるための、天の導きと考えるのが、合理的で、人生を好転させる前向きな考え方のように思える。
現実は、厳しい。
給料は半分以下に減って生活は困窮している。
かって自信に溢れていた私は、すっかり見る影もない。
だけれど、天の導きであるならば、この苦難を人生の修業と考え乗り越えてみせよう。
家族だって幸せにしてみせる。
かっての輝きは取り戻せなくとも、あらたな境地を開拓してみせる。
人生を拓いてみせる。
さあ、天よ導きたまえ。
この苦難で私の魂を磨きたまえ。