今日もうちの息子は、私の白髪交じりの髪をあきずに触っている。
これが、息子のコミュニケーションの手段の一つのようになっている。
こんなに髪を触るのが好きなら、将来美容師になるんじゃないか?
思わず想像してしまう、親バカだ。
さて、本題。
私は会社辞めたい病を持っている。
会社の仕事が退屈だったり、嫌な事があると発症する。
その病気にせいで6回も会社を辞めて転職した。
転職すると、今の退屈や不満がすべて解決できるように思い込んでしまうのだ。
今日も会社辞めたい病が表れてきた。
朝起きてすぐに、今の仕事の嫌なところを考え出し、今の会社にいても将来ないんじゃないかと朝から考え込んでしまった。
そして、妻に『会社辞めたい』と言った。
うつ病の旦那を持つ妻は強い。
『いいよ、辞めたら』と言われた。
それ以上何も言えなかった。
冷静に考えて、会社を辞めれる状況じゃない。
私は障害者雇用で働いているが、会社を辞めて、一般雇用で働けるほどうつ病回復していないし、また障害者雇用を探すにしても、なかなか見つかるものではない。
今、辞めたら次がないのだ。
小さな息子と、妻をまた路頭に迷わせてしまう。
半年前の無職の状態に逆戻りしてしまう。
しかも、まだ雇用保険支払が、一年未満なため、失業手当ももらえない。
でも、それでも、会社辞めたい病が発症すると、会社を辞め転職するのが最適で、幸せかのように感じてしまう。
そして、今の会社にいるのが最大の不幸のように感じる。
だが、考え方を変えようとも思っている。
今の仕事は神様からの贈り物(試練)と、捉えてみるのだ。
神様から頂いた試練ならば、簡単に辞めるとか言ってられない。
苦しかったとしても、前向きに試練に挑まなければならない。
そして、その試練の先には、必ず自身の成長がある。
そうであるならば、今の退屈に感じるし、負担に感じる仕事への姿勢も変わってくる。
毎日が退屈ではなく、神様からの贈り物(試練)になる。
真剣になる。
そうやってこの会社辞めたい病を克服していきたい。
そして、願わくは息子が好きな仕事につけるように、支えていきたい。
息子が成人の頃には、自分はもう高齢者。
そこまで、自分が生きられるかはわからないが、息子には仕事が好きでたまらないような人生を歩んで欲しいなと思う。