はじめに
「転職は計画的に」この言葉はある意味真実を示しています

決して某消費者金融のCMのフレーズを真似たわけではありません。
こう書くのは、私自身、無計画で会社を辞めて、作戦を立てずに
我武者羅に転職活動をし、結果失敗して、
失意の元に仕事を平凡サラリーマンとしてしているからです。
計画のない、突然の退職は失敗を招きます。
そうならないように、退職を決めた際に、これから準備すべき事をまとめてみました。
①お金
もし、あなたがサラリーマンで、雇用保険を会社が支払っているならば、
失業保険が降りる退職~3か月後までの生活費は必須です。
その期間、無給になっても生活に困らないだけの、資金を蓄えておきましょう。
注意すべきは、国民年金、国民健康保険、住民税の支払です。
無職で収入がなかったとしても、これらの請求は必ず来ますし、支払うべきものです。
救済措置はあるようですが、なるべくならきちんと支払っておきましょう。
また、もう一つの注意点として、手取りで生活費を計算しない事です。
上記の年金や保険、住民税の支払いもそこに含まれていませんし、
きちんと給料明細の引かれものが引かれる前の収入を基準としましょう。
そうすると手取の1.5倍ぐらいの資金は溜めておかねばならないでしょう。
また、失業保険も給料満額分もらえるわけではないので、
その点も考慮して資金は準備しておくべきです。
②退職理由・退職届
まず、退職理由ですが、これは大事です、
残業代がもらえない、ブラックだからなどストレートに言うのは禁物です。
(※仮にブラック企業で残業未払いならハローワーク経由で会社とやりあいましょう)
あくまできれいに退職するのがいいでしょう。
ですから、やりたい仕事があるとか、将来の為になど前向きな理由を
言っといた方が賢明です。
あくまで喧嘩別れは、あとでビジネス上の嫌がらせを受ける原因にもなりますので
やめておきましょう。(同じ業界で転職するなら特に)
次に、退職届ですが、会社によって、フォーマットがある場合もありますし、
昔ながらの退職届を出せと言われる場合があります。
どちらにしろ、一身上の都合により退職と会社から書かされるでしょうが、
これは会社と未払いなどで争う必要がある場合を除いて、
会社の意向に沿うようにしましょう。
③履歴書・経歴書
退職を決めたのなら、まず履歴書用紙を買って書いてみましょう。
意外に最初はスラスラ書けないので、まずなれる為にも、手書で書いてみる事をおすすめします。
それを元に、WEBでワードやエクセルの履歴書を拾って、そちらにコピーしておきます。
経歴書は、まず、WEBの転職サイトに登録します。(DODA,リクルート、マイナビ)などが
良いでしょうが、そこに登録すると業界別での経歴書フォーマットがあるので、そこにPC画面から
打ち込みます。そして、その結果をワードやエクセルにコピペで保存しておきます。
履歴書や経歴書もワードかエクセル上で管理する事がコツです。
複数の転職サイトに登録する場合もそこからコピペで簡単に作れますし、
また、面接前に、履歴書・経歴書を事前にメールで送付してくれという会社は結構あります。
(事前に履歴書・経歴書が送付されていると、質問事項などを考えやすいので、
企業側からみても非常に便利だからです。)
ですから、必ず履歴書・経歴書はワードやエクセルにコピーしておき電子化しておきます。
履歴書・経歴書がないと転職活動はそもそもはじめられないので、
転職を考えたなら、まず、ここだけはやりましょう。(面倒ですが・・がんばりましょう

④転職サイト、エージェント登録
転職サイトは普通に登録すると思いますが、
なかなかエージェントには登録するのはと戸惑う人も多いと思います。
転職エージェントは、色んな会社の依頼を受け、エージェントサービスに登録した
希望者とマッチングさせるのが仕事です。その為、特定の企業と深い結びつきを
もっており、一般応募では絶対落ちる会社であっても、比較的面接まで進めることが
できます。(私は2回一般応募で落ちた会社が、なんとエージェント経由で面接まで
行ったことがありますので、軽視はできません)
ですから、メジャーどころの、リクナビ、DODA、マイナビのとこか1つには
最低でも登録しておきましょう。
⑤引き継ぎ資料
転職先で頭がいっぱいでしょうが、自分の今の業務の引き継ぎはちゃんとしましょう。
中途半端な引き継ぎをして辞めてしまうと、あいつのおかげで大変だったと、
恨みを持たれてしまいます。
前の会社と今後もビジネスをする事があるかもしれません、そういう時にきちんと
引き継ぎをし、資料等を丁寧に作っておくと、思わぬ恩恵が後から降ってくるものです。
退職を宣言する前から、少しずつ資料を準備しておくと良いでしょう。
⑥スケジュール表
最終の給料の支払い日はいつでしょうか、家賃の引き落としはいつでしょうか
今すぐ調べて、GOOGLEカレンダーに登録しておきましょう。
また、退職日までの日程や、有給(必ず消化する事)開始日はいつにするかも記載します。
その上で、面接予定を組んでいきます。
できれば、働いている間に、転職活動をするのがBESTですので、
今の仕事の兼ね合いもスケジューリングして、上手く面接日程を組みます。
有給がわりにあるのであれば、有給をとって面接ができるようにも考えておきます。
こういう計画はおろそかにしない事です、例えば、最終給料支払日を考えておかないと、
いけません。例えすぐ転職先が決まったとしても、その給料支払いはいつでしょうか?
お分かりですか、一カ月後かもしれませんよ。という事は1カ月分無給になるかも
知れないという事です。直ぐに転職したからOKという事でもないのです。
よくよくスケジュールを作って確認しておきましょう。
おわりに
私の転職活動の経験から、準備すべき事をまとめてみました。
私は本当に無知でたくさんの失敗をしましたから、
その経験を記載しました。ですから、実用的で役に立つことも
多少はあるかと思います。
計画的にとは書いていますが、最後面接を決めて、転職先で成功できるかどうかは
情熱だと私は思います。
転職は意外にも大変です。でも、めげずに頑張っていきましょう
