はじめに
転職でもっとも、緊張するのはやはり面接です。
特に社会人になって初めての面接という方も
大勢いるはずです。
今日は、そういったこれから戦いに挑む
皆さんへ贈る宮本武蔵の一節です。
心持の事
「
兵法の道においては、
心の持ち方は平常の心とかわってはならない。
平常も、戦いの際も、
少しも変わることなく、
心をひろく、まっすぐにし、
緊張しすぎることもなく少しもたるむことなく、
心が偏らないように
心を真ん中に置き、
心を流動自在な状態にたもち、
その流れが、一瞬も止まらぬように、
よくよく注意しなければならない。
」
『五輪書』
鎌田茂雄 著
講談社学術文庫
ぶん流解説
宮本武蔵が、その生涯を通じて
会得した武術の術を書き残した本が
有名な五輪の書です。
(決して、オリンピックの本ではありません
)

武蔵らしい、心を中心に置いた、
難解な文章も多いですが、
よく読むとその精神の鋭さに
驚くものがあります。
一流の人は一流の心を持つという事が
よくよく感じられます。
本題に入りますが、
そもそも、面接戦いで平常心と同じ心をもつのは
非常に難しいと私も思います。
ですが、緊張してガチガチの状態では、
面接官は上手ですので、
「この人大丈夫かな、ストレスに弱い人?」と
いう風に感じて、いい印象を持ちません。
最初の方で、この状態になるのは
ある意味仕方がありませんが。
本命企業の時に、こうなっては元も子もありません。
普段の気持ちと同じ気持ちで、
面接官との会話を楽しむような感じで
面接の受け答えをしていくと。
その人本来の味が出てきて、
この人と一緒に働きたいなと面接官も思うものです。
実際私自身も、そういう経験をしています。
ガチガチの頃は、面接に落ち続けましたが、
普段のように、友達と話すように、
普通に、会話を楽しんでいくと、
驚くほど、面接の通過率が上がったものです。
新卒の場合は集団面接が多いので、
こういうことはできにくいですが、
転職の面接は1:2(面接官2名)か1:1の事が多いです。
そういった場合には、上記の作戦が取れます。
それには、ちょっとの勇気と平常と同じ心が必要です。
武蔵の悟りの境地まではいかずとも、
その場を最高のものにできる精神は持ちたいものですね。
おわりに
「面接は楽しむもの」
ガチガチの緊張では、
受かるものも受かりません。
ですから、
この宮本武蔵の強い言葉で、
勇気100倍、元気100倍で、
頑張っていただければと思います。
ここまで読んで頂き、
ありがとうございました。